自然の癒しを活かす。 自然の癒しを活かす。

「チムグスイ」主宰鈴木七重(すずき ななえ)さん

フィトセラピー協会認定フィトセラピスト(植物療法士)
和ハーブ協会認定和ハーブインストラクター

沖縄の言葉「チムグスイ」は“魂のくすり”という意味。
ハーブ、アロマ、薬草など植物の恵みを取り入れることで
心身が癒され、自然と寄り添う
すこやかな生き方を提案していく。
仲間との家づくり、植物療法、染色、アートワークなど
鈴木さん自身のナチュラルライフから、
私たちの暮らしにも活かしたい「処方箋」を学びました。

● プロフィール

グラフィックデザインやアートワークを手掛るクリエイターとして活躍。ハーブや精油を用いた植物療法に出会い、衣食住を含めた暮らし全体を自然に沿った物に変えていくうちに心身の調和がとれ、健やかに。その体験から本格的にフィトセラピー(植物療法)を学ぶ。2012年和ハーブのインストラクター資格を取得。

自然につながる・変化することの楽しみ 自然につながる・変化することの楽しみ

 爽やかな香りと湯気が立ちのぼるキッチン。自分たちで作り付けた木製の棚に並ぶ、和漢の薬草やハーブチンキの瓶。天井から吊されたカモミールやレモングラスが、窓からの光をやさしい影に変えて漆喰の壁に映しだす…。穏やかに流れるその空気に、「仕事」「家庭」といった区切りは感じられません。

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「お昼時は夫が料理を作ったり、仲間やスタッフがお鍋を磨いていることもあります。独身時代に東京でひとり暮らしをしていたこともありますが、都会生活にはなかった時間が、この家での暮らしにはありますね」と鈴木さん。現在は静岡県のご主人の実家敷地内に、自宅兼アトリエを建ててご家族でお住まいです。
「この家も、基本的な部分は設計士さんや大工さんなどプロにお願いして、モルタル打ちや板張り、塗装などは友人たちとワークショップ形式で造り上げていったんです。自分たちの手が加わると、整った完成品にはない、自然に愛着のわく風合いが生まれていくから不思議ですね」。

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 風雨にさらされながら味わいが深まっていく住まいも、家族の時間とともに自然なカタチで「生きている」ことを感じる暮らし。おまかせでなく、「自分たちで手をかける」ことのよろこびを大切にしているそうです。

庭のある暮らしが、植物療法を身近に 庭のある暮らしが、植物療法を身近に

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 一歩庭に出れば、枇杷、梅、トウキ、和ハッカ、山椒からジャスミン、セイジ、センダン、ニワトコ、フェンネル、ローズマリー、エキナセア、アロエ、オレガノ、チコリ、ローズゼラニウム、ラベンダー等々。季節ごとに多種多様なハーブや薬草が収穫できる、鈴木家の庭そのものが、「薬箱」のよう。
「もともと自分のアレルギー体質改善から、ハーブや精油を用いた植物療法と出会い、15年ほど実践していました。ちょうど出産、子育てのタイミングもあり、子どもや家族の体調を整えるために使ったり。その時に、自然の治癒力を実感したんです」。
 結婚前から結婚後も、グラフィックデザインやイラストの仕事を続けてきた鈴木さんは、時間に追われる不規則な生活にどこか違和感を感じ続けていたといいます。ところが、引っ越しを機に植物を自分の手で育てる環境がごく身近になり、日々自然のもつ“あるがまま”の生態がいかに素晴らしく、摂理にかなっているかに感動。そうした生活の中で、自身の生き方の風向きも少しずつ変わっていきました。
「庭のある暮らしが、植物療法士の道へと自然に導いてくれた気がします」。

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